子にひきつぐもの

投稿者: | 2018年7月9日

いつもごらんいただきましてありがとうございます。

あっというまに七月も半ばにさしかかろうとしています。ばたばたしておりブログの更新も遅くなり申し訳ない次第です。

大祓はみなさまいかがでしたでしょうか。いまの世、いまのお役目、役の迷いを祓ってくださるのもまた大祓です。夏逃した方は次回は年越しの大祓です。対価もきちんとはらって、任意であればお賽銭をはずんで、作法にのっとりやってみてください。当日いけない場合でも、事前から申し込みできる神社がほとんどです。当日が平日にあたるとなかなか行きにくいかたもいらっしゃるでしょう。逃した方は、旧暦で行事なさっているところ、7月にされている神社もありますから、そちらにいくのもよいでしょう。

さて、今日のお話しは「子にひきつぐもの」です。

親から子にひきつぐものはたくさんあります。才能、脳、悪意、悪魔、持越した大きなもの、愛、祝福、呪い、そして運です。

子どもは天からあずかりものです、天のものです。親のものではありません。親のもの、親の管理下におこうとするとこれよくないお話しです。天からのあずかりもので、自分のものではないのですから、子に面倒をみてもらおう、子を自分ののぞむままに育てよう、自分のできなかったことを託そうとなさることはこれはNGです。あずかったものですから、きちんと愛もってそだて、人として認め、お世話をし、自分の中のものをたくさん見させてもらい、学び、15前後になったら反抗期をむかえ、子と魂離れ、子との学びを終えます。そして、子は15から自分の魂の因縁、目的のために生きていきます。そこではじめて一個の人間として独り立ちしていきます。あずかりもの、という意識を頭の隅に必ず置いておいてください。

また、親もまた子でありました。そのまた親からいろんなものを受け継いでおります、子は親のものだという価値観のもと育っておりますと、親に好かれたい、親の面倒をみなくては、という強い縛りがでてきます。そしてそれをしないととほうもなく罪悪感がでたり、親に嫌われたら…親に親不孝と言われたらと思うと冷たい穴におちていくような感覚に襲われるでしょう。そしてそれはまた子に連鎖します。

人、というのは会社に、上司に、人に、親に管理されています。これは正しい姿ではありません。親に好かれようと無理に思うこともありません。自分が子供であったときに、親にもうすでにたくさんのものを教え学ばせているのです。おやのためになにか、と思うお心もまた美しいものですが、それが愛からきているのか、それとも「~~しなきゃ」という縛りできているのか、見極めねばありません。

親からたくさん愛をもらった方は、愛を受け取ることも、愛を与えることも上手です。そうでない方はやはり上手ではありません。

親から縛りや呪いをもらった方は、自分を呪います。親からいただいた環境というものに人は一生引きずられます。

親からよけいなものをもらっている、それがつらい、というのであればそれを一つ一つはずしていくこと。親の管理、会社の管理を抜けたいのであれば、それを願い、天にゆだねること。人というのは何かに管理されていなければ、不安になる存在です、どこかに属したいと思う本能があります。人に管理されたくなければ、それを天にゆだねること。親の運気からのがれたい、親の運気などひきつぎたくなければ、その親の運気を外れることとこれまた天に願うこと。

恩を返し、愛と血でつながるならばとかく、不要であったり、自分の子にひきつがせたくないものは自分の代できちんと精算なさることです。

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