ここ最近いくつか、祀っていたものを祀らなくなったせいで障りがおこる、たたりがおこる系のご相談がありました。
ひと昔前の怖い話では鉄板でしたね。自宅に祀っていたお稲荷さんとかがあって、それらを祀らなくなって、どうも家に不幸が…というやつです。
大体こういうものって一番最初によんだときに
「先祖代々祀るから、この家をもりたててくれ、まもってくれ、子々孫々までまつってくれ」
と未来にわたって契約をむすんでいるのです。
「あまりにも条件がおさえられたものであれば、放置すれば障りはおこる。
条件としては
召喚されたものであり
神事を盟約したものである」
とのお話しをおろしましたが、つまり、これこれこういうまつりごとをして、これこれこれだけのものをあたえて毎日おまつりしますから
きてください、と召喚したものと約束しているのです。
それがお互いの約束事ですから、約束を破棄しなければその約束をはたさないといけないことになります。
それが盟約です。
あなたに毎月30万の給料わたしますから、これだけのことをしてください!と
無理に召喚したものに、給料あげなければどうなるかというと
差し押さえにくるわけです。
だからいろいろその分こちらが損になるようにもっていかれる。
そういうことです。
それが年単位になったらどうなりますか?
だから最初に約束しなきゃいいわけです。
これだけのものをずっとあげる、子々孫々まで祀るから子々孫々までまもって、なんていうから
子孫もその分の約束をはたさないといけません。
これだけの対価をもってしてよぶ。あとはたましいあげるから都度うごいてね、という
契約であれば、べつにそこになにもありません。約束ないでしょう?
神仏系の盟約はタイトですから、
それを破棄しなければ基本的に面倒です。
だから神社でも札は一年の効力です、っていって渡すのも
そのあたりのリスクをせおわせないために最初にどなたかが期限を設定なさったのかもしれません。
一年の間でまつったものは召喚の役目もってかえるから、その後はべつになにをねがおうが、何を約束しようが
「一年」という縛りが先にあるものですから、その後まつらなくなっても差し押さえされることはないでしょう?
こちらでおろしたものは基本、その人の生きている、あるいは必要とする限り、という制限はかけていますので、
いらなくなった、というときに障ることはないです。
ですがそのあと御自身で、子々孫々まで~とかずっと祀ります~とかそいうのをかけているのであれば、わすれないうちに破棄したほうがリスクはないです。
毎日まつるから~子々孫々まで、なんて差し押さえられるようなことをいうもんじゃない、ということですね。
「これまでした、あるいは今している命令・お願い事は、今後(求めるまで)破棄する」
等々きちんと後始末して、それこそ「おうちで毎日大事にしますからうちにきてください」なんて神社などからもらってきたものを放置しているのであれば「だいじにする、まつるという約束は破棄する」ときちんと明確にして、
捨てるなり、神社などにお炊き上げするなりしてください。
ご不安ありましたらご依頼いただくか、ご相談ください。
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