かわいい、かわいくない、愛したい、愛されたい、愛ってなにかわからない。そのいまわかる範囲でのお話しをしましょう。
嫉妬したり、苦しんだり、愛されたいと、誰かを求めてしまう人はよんでみてください。
人は愛されたい、と望みます。愛されるってなに？というと相手に妄執されるか、相手に特別と思ってもらえるか、いろいろ定義はご自身にあるでしょうが、
「相手にかわいい、と愛しまれること」です。
かわいいというのは顔かたち、雰囲気だけでなく、性格や、態度、従順さ、いろいろあるでしょう。
それによって特定の相手にかわいい、かわいいね、と大事にされいつく死んでもらいたいのでしょう。
結構「かわいい」というのは根柢にちかいものです。
人はかわいそうなものをかわいい、という道理をつくっています。
かわいそうなのだから、かわいいのです。
だから、相手を愛するためには、相手にはどこかで「かわいく」なってほしいのです。
逆を言えば、
相手がかわいくなければ、可愛げがなければ人は愛せないと人は申し訳、いいぶんをつくっているのです。
恋人との関係でも、相手が可愛くなければ嫌なのです。みためではなく、どこか情けなかったり、
自分に惚れて、よわくなければいやなのです。
だからこそ、嫉妬して相手を悲しませたり、相手に苛立ちをぶつけてみることで、
相手を悲しませ、よわらせようとします。
そこに快楽が走ります。
ああ、この人かわいそう・・なにかしてあげなきゃ、と
相手をかわいそうだとおもうと
自分が何かを代わりにすることになります。
そこで相手が可愛げがなければ
なによなによかわいそうだとおもってしてやったのに！と思うわけです。
「かわいそうなものはかわいい」道理があり
「消耗しているものはかわいそう」という道理があると
消耗すればかわいそうだから、かわいいでしょう？
かわいい自分はかわいがって、誰かが愛して目をかけてかわいがってくれるでしょう？托生させてくれるでしょう
愛してくれるでしょう？と
消耗しようとします。
かわいそうな自分になろう（かわいいとしてもらいたいから）と、自分を自分の思いで悲しませます。
過去の自分のつらいことを思い出して、悲しみをリフレインし
自分をかわいそうにし、
かわいそうなんだからだれかかわいがって！となるのです。
そして悲しい思いをしてるのに相手がなにもしてくれなければ
その見返りをもとめて相手に何かを求めます。
自分をむりやりに、かわいそうな人にして、よわく、かわいそうな人にします。それによって自分は「かわいいもの」にしようと魂が変な方向に頑張るのです。
かわいい、かわいそう、
かわいくない、というのは
小さいころから根強くつくものでもありますし、
根柢に近いものです。小さいときかわいがってくれなかった人は愛を求めます。
愛が欲しい愛がほしい！ともとめます。
そして自分が愛がないといけないのだ、と空回りします。
愛ではないのです、人が愛しいとおもうのは
その相手が「自分がかわいい」というカテゴリに入っているかだけです。
従順なのがかわいいのか、容姿なのか、弱っているのか、自分がいないと生きていけないくらいかわいそうなのか
人それぞれですが、
かわいいから、いつくしむのです。かわいがるのです。
それを人は愛だとおもっています。
愛されないのはきっと自分がかわいくないからだ、と相手に可愛がられるために必死に努力をします。変な方向に努力をする人もたくさんいます。
どうすれば愛してくれるのだ、と相手に尽くそうとします。容姿をかえようとします。相手を愛そうと、相手にいろいろしようとします。
そして、相手がそれでもあまりかわいがってくれないと
これだけがんばってるのに！と苦しみます。
またもっとかわいくなろうと
自分を悲しませます。自分にとって悲しいことをたくさん自らやろうとします。
自傷行為をしたり、悲しい想いをたくさん頭の中、心の中につくって
自分を悲しませます。
愛がたりないーといつまでも嘆くのです。
愛がほしいとかわいくなろうと努力して頑張っている分、もっと見返りがなければ帳尻があいません。
もっともっともっといつくしんでもらわなければ、自分ががんばってかわいそうになっているぶんの帳尻が合いません。多少かわいがってもらえるくらいだと、そんなの到底たりないともっともっとと求めて、相手が与えてくれなければああ・・私は愛されないのだとまた、自分を悲しませてかわいそうにします。
これそれがかわいい、という道理を自分からはずし
なにかをかわいそうだという道理をはずし
かわいい、かわいくないという申し訳を魂や深層心理から取り除いてしまえば
かわいそうも、かわいいもかわいくないもないのです。
無理やり愛をあたえなければ、ということもありません。
このあたり徹底的に変えたいという人はまたご相談ください。