人からもらう運命は固まらない

投稿者: | 2019年3月1日

題記の言葉が下りてきています。

人からもらう運命というのは、すなわち「自分はどう生きたらいいのか、どうしたらいいのか」と迷い、迷わせる理由や迷いの恐怖を自分の内側に見ず、他人や他者に答えや解決方法をもとめ、それに従い、女性であれば男性に運命をゆだねてしまうなど、自分で決めずにゆだねてしまい、運命自体を他者からもらう行為です。

そうなるといつまでたっても自分のなかでその運命は固まりません。これでいいのかな、なにかむなしさを感じる、なにか息苦しい、本当にやりたいことはなんだったのか、本当にやりたいことをやっているわけではないし、と、いつまでたっても自分の運命にはなりません。下手をすると、自分がその運命がなじまなかった、固まらなかったからこそ、自分のなりたかった運命を子どもや他者にこうなってほしいと求めてしまいます。

自分がやりたいことができなかったんだから、お前もそうなれ、あるいは自分がやりたいことができなかったんだからあなたはやって。と求めてしまいます。

人に求めることにより、なにかしら返ってきます。求めた分かならずなにかが返ってきます。それが望んだものとは限りません。ヘイトや嫌悪感、自分のイラつきでもなんでも、リターンはあります。求め、思ったことで運命は作られて行きます。思いから共鳴が起こるからこそです。

そして、幼少期覚えていなくても思ったこと、というのはその後の一生の運命を作ります。思いとは願いです。

親から愛されたいと思いが強ければ強いほど、親の運命から離れられず。親からの恐怖から逃れたいと思えば恐怖に敏感になり。申し訳ない、ごめんなさいという意識が強ければ人に申し訳ないとおもえばつらくなり、埋め合わせをしたり、喜ばせることに妄執し、

過去を変えたい、壊れた運命を取り返したいと思えば、過去できなかったことをいましようと散財に走ったり、そういった創作物に耽溺したりするものです。

いま、自分というものがなく、思いがなく、気持ちが、こころが常にさまよっている方というのは、人から運命をつくられ、そこに流されていて固まっていないのかもしれません。

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